個人事業の申告漏れランキング(令和3年事務年度)
2022年11月に「令和3事務年度 所得税及び消費税調査等の状況」が発表されました。
令和3事務年度とは2021年7月から2022年6月です。
このレポートの中に、「事業所得を有する個人の1件当たりの申告漏れ所得金額が高額な上位10 業種」があります。
これで、申告漏れが高額な業種のランキングがわかります。
1 申告漏れ所得金額が高額な上位10 業種
令和3事務年度の申告漏れランキング、栄光の第1位は「経営コンサルタント」でした。
おめでとうございます。
近年、経営コンサルタントは常連ですが、初の1位となったようです。
もちろんキチンと申告している方がほとんどですが、売りにしている節税スキームを否認されたのか、売上を隠しているのか。
司法書士、行政書士を一括りにするのはどうかと思いますが、10位に士業がランクイン。
コンプライアンスはどうなっているのでしょうか。
絶対に税理士だけは入ってほしくないですね。
2 過去の上位5業種
近年は、プログラマーやシステムエンジニアも常連さんです。
この方たちは、おそらく収入の過少申告か、経費にならない私的な支出の否認でしょう。
近年、元気がないのが風俗業・キャバクラ・バーです。
コロナの影響で収入そのものが減少していることが原因でしょう。
3 おわりに
国税庁のホームページには、面白いレポートがたくさんあります。
たまに紹介しますが、興味のある方は国税庁のホームページを覗いてみてください。
2022-12-09 by
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