小規模事業者の節税と資産形成を兼ねた王道の制度 | 小規模企業共済

小規模企業共済とは、個人事業主や小さい会社の経営者・役員の方(以下、「経営者」)が、引退するとき退職金を受け取るため、自分で積み立てておく制度です。

節税、資産形成において、王道中の王道です。

今更ですが、制度についてまとめました。

中小機構 | 小規模企業共済

熊本 税理士 事務所
老後の資金2,000万円どうする?

1. 制度概要

小規模企業共済制度は、国の機関である中小機構が運営しています。経営者が自分で退職金のために掛金を支払って積み立てていきます。

掛金は、全額所得控除できるので、節税しながら財産形成もできます。

2. 税制メリット

① 掛金はいつでも増減可能、全額が所得控除

掛金は1,000~70,000円/月まで設定が可能です。500円単位で設定できるので、無理なく積み立てられます。

掛金は、所得から引けるので節税になります。

実際の節税額は、(掛金×税率)です。

【モデルケース】 

・年間の役員報酬600万円 

・41歳 

・独身

・掛金 70,000円/月 840,000円/年

概算ですが、168,000円も節税ができます。

小規模企業共済制度加入シミュレーション

② 受取りは一括・分割・併用OK

一括・分割・併用と受け取り方が自由なのが嬉しいです。

それぞれ課税の方法が違うから上手に受け取って税金を最小限に抑えることもできます。

一括は退職金扱いになるので、退職金用の計算方法で所得税を計算します。退職金から一定額を引いて所得税を計算するので、金額によっては無税で受け取れます。

国税庁 | 退職金を受け取ったとき(退職所得)

分割は、公的年金の扱いになるので、公的年金用の計算方法で所得税を計算します。公的年金も、一定額を引いて所得税を計算するので、かなりお得です。

国税庁 | 公的年金等の課税関係

③ いざというとき低金利でお金を貸してくれる

お金に困ったときも解約せず、お金を貸してくれます。しかも低金利で即日対応です。

状況によって金利などは変わりますが、普通になにもないときでも1.5%です。経営で資金繰りが困難ななきなどは0.9%で貸してくれます。

3. まとめ

節税できて、引退後の資金も積み立てられる。受取りも税金がお得で、いざというときにはお金を貸してくれる制度です。

私も開業した月に加入しました。

王道中の王道ですが、オススメです。

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